2008年 11月 20日
ダンゴのこと
そのホームセンター併設のペットショップはテナントではなく、そのホームセンターが経営しているだけに、ホームセンターの割には良心的な店だった。鳥コーナーは犬猫と完全別室で(検疫上も捕食者である犬猫から隔離されることは精神的にも望ましいですね)、ヒナコーナーはさらにガラスの扉がついた戸棚に隔離してあった。担当のパートさんは動物好きらしく、にこにこしながらせっせと世話をしていて、鳥には詳しくないけれども愛情をもってきちんと掃除してくれていた。おかげでヒナコーナーもとても清潔だった。
そこにいたケセランパサランみたいな、ちんまくて白いふわふわがダンゴさんだった。
4月生まれでゴールデンウィークにうちに来た。
お腹とシッポがほんのり水色であとは真っ白。ちょっと小柄で細かったんで心配したけれど、元気は一倍ヒナ声も大きくて、餌の食べっぷりも申し分ない。でもやっぱり骨格が小さいのか、成鳥になった今でも華奢である。
性格はマイペースでのんびりで穏やか。
怒っても威嚇するか、軽くつつくだけ。
ダンゴさんに噛まれて流血したことは一度もない。ちょっと跡がつくくらいに手加減してくれる。小心者なんだけど、それは穏やかな性質と表裏一体なので仕方がない。
フリースの三角テントと蕎の実と食べたあとの粟穂の茎が大好き。
嫌いなのは自分のケージに黙って手を入れられること。やっぱりオスでテリトリーが大事だから、これも仕方がない。ケージ内のお手お入れはダンゴさんが留守の時にする。
それとひとり遊びに夢中になっているところを邪魔されること。
これはずんだもちが来ても容赦ない。が、嘴で威嚇する位なのでだいぶずんだに見切られて、最近ではずんだもちは堂々と邪魔しに来る。がんばれ、ダンゴ。
もちもちが来てから、大人びてクールだったダンゴさんが急に甘えっ子になってきた。
鳥にも赤ちゃん返りがあるんだと驚愕の事実を知った。なので、蕎の実の消費量が増えた。

晩秋の換羽で、翼の肩あたりに薄いブルーグレーの羽が生えてきた。ヒナのころはここは真っ白だったが、今ではパイドに。腰は薄いラベンダー、お腹とシッポは水色。襟巻と前掛けは眩しいくらいの白。
夏までいたモモという名前のヤマブキボタンの後ばっかり付いていって、モモにだいぶうざがられていたヒナぴーが、今では3羽のボス格に。小心者なんだけど勇気をふりしぼって(^-^;)ダンゴの上を行く超マイペースな2羽ワガママ大王ずんだもちと天然砲くずもちを取り仕切っている。応援しているぞ、ダンゴ、明日はもっと強くなれる!
・・・じゃないかと・・・・思うけど、女帝支配の気配が濃厚なんだよなあ。
これからもどうぞよろしく


2008年 11月 19日
蕎の実
蕎の実さえあれば、他は何もいらないというくらい愛してる。
しかし蕎の実だけでは困るので、1日に放鳥時に10粒ほど、餌のシードに数粒程度に制限している。今日もちゃんとスタンドパーチにステップアップできたご褒美に蕎の実をあげていると、忍び寄る黒い影が。

おにいちゃんナニ食べてるの? あたしもー、ねーねーあたしも食べるーーー!
ずんだもち乱入。
ずんだもち、ようやく蕎の実の皮が剥けるようになったが、剥くのにたいへん時間がかかって、ただただ散らかすだけ。蕎の実の皮は堅くて剥くのが難しいのだ。
ダンゴにーちゃん、蕎の実をけっちらかされるのがイヤであわてて蕎の実を食べまくる。もう、ステップアップはどこかへいってしまったようだ。
その上、皮さえ剥けない、好奇心だけのくずもちが、私の肩から腕に伝って邪魔をしようと虎視眈々と狙っているので、ますますダンゴの食べ方が超高速になっていく。にいちゃんもたいへんなのである。
一触即発の危機で、ついにダンゴが怒りの一喝。
もちもち、すごすごと退散するのであった。
もちもちが大きくなったら、蕎の実戦争が始まるんだろうか。
むおおお。
それにしても、ダンゴさん、翼の羽色が今期流行のパイドっぽくなってきた。
カッコイイぞ、ダンゴ。それともそのうちブルーグレー一色に染まるのだろうか。それもカッコイイからおかーさんは楽しみである。
これからもどうぞよろしく


2008年 11月 18日
風呂

あっれえ? なんで〜?
ナニコレ! ちょっとー信じらんないっ お水が入ってナイじゃないのよ!! サボりよっ ねー、おかーさんっ お水がはいってないーーー!!
と、抗議したのかどうだか。
バスタブ代わりのグラタン皿、今日は寒くて水いれてなかったのだ。
そうしたら、中を覗きこんで水がないと大騒ぎ。
ちょっと待ってよ、部屋があったまったら水いれてやるから。
コドモはちょっとしたことでもたいそううるさい。
これからもどうぞよろしく


2008年 11月 17日
マタイ受難曲
名曲だが、笛で吹くと
『この曲、無駄に長っっ だるーーーいっっ』
と、わたしたち笛ふきには悪評高かった。バッハだから管用の曲じゃもちろんないわけで、ようするに息次ぎの場所がナイ、フレーズが長い、タメのクレッシェンドで酸欠になる、終わったあとの疲労感が並じゃない。などなどなど。
けれど歌手が入ると、まるで別物。化けた。
無駄に長く感じられた繰り返しが初めて意味を持ったことを知った。
歌がなけりゃこの曲魅力半減どころか、歌なしじゃ曲じゃない。
それにしてもソプラノ歌手の歌のすごいこと。あんな声が出るのは人間業じゃないといつもいつも思う。
バッハは歌が曲の要なんだと思い知った。
2008年 11月 17日
今朝のできごと
朝になって水や餌や青菜の取り替えが済むと、はれてずんだもちはダンゴのケージに入れて貰える。
今朝も今朝とて
ダーリーーーンッッ 会いたかったのーーー(ずんだ談)
と、感動の再会を果たした。果たしたが、なんだかダンゴがずんだを追い払う。
あれー、仲が悪くなっちゃったのかしら? ダンゴの機嫌が悪い??
と、母が悩んでいるとダンゴが、
シードをむさぼり喰う→青菜を食べる→カトルボーンをかじる→ペレットをつまむ→再びシードをかっこむ
以上をひととおりやったところで、上段のとまり木に止まり、
おもむろにずんだもちにプレゼントをしてやったのだった。
・・・・・ダンゴの男心に母は泣いた。

珍しく3羽いっしょ。いえね、これでもいろいろチャレンジしてみてるんですよ。
その後のダンゴ・ずんだはもういちゃこらしてますよ。ええ、杞憂ってやつね。
これからもどうぞよろしく


2008年 11月 15日
さし餌卒業
一人餌でも体重が安定してきたので、さし餌を卒業。
さし餌用に使っていたココット皿やスプーン、ミルクパンを片付けた。
都合2カ月かかっての卒業は時間がかかっているように見えるかもしれない。
けれど最後の2週間は、気持ちの問題というか、スプーンを恋しがるボタンたちへの気休めのサービス期間だった。事実、その頃のボタンたちはスプーンを一口二口かじると気が済んでしまい、他へ遊びに行ってしまっていたのだ。
人間の離乳期における母子分離不安がのちのちの人格に少なからず影響を与えるように、インコ目のような知能の高い生き物にはそれと同様のことが多少なりともあるような気がする。知能が高いということは、同時に不安や恐怖を覚えていてそれを記憶し続けるということもあるからだ。
たとえ一人でちゃんと餌を食べられるようになっていても、まだまだ甘えたいというか自分に自信か持てるまで、一人餌になっていても飼い主は自分を愛してくれて居るんだという確信がもてるまで、真似事でしかすぎない、さし餌行為をしてあげてもいいんじゃないかと私は思う。甘えたい時にはたっぷり甘えさせる。ただしあくまでも躾は別で、頭に乗るなどのしてはいけない行為をしたときには、下に降ろして低い声で静かに叱る(大声は興奮=喜んでいると勘違いするので厳禁)のは忘れてはいけない。
スプーンを見てもヒナ鳴きをすることもなくなり、餌もちゃんと自分で食べて、体重が比較的安定したらそこで卒業。そうでなくて、いつまでもさし餌をしないと痩せていくなら疾患や成長不全、消化器系の機能不全などを疑うべきである。
ヒナヒナは今日でおしまい。
明日から、ちょっぴり大人扱いしてあげよう。
あげようと思っているんだけど、くずもちは今日も甘えん坊。
性格かなあ。むううう。

かなり落ちついたおつき合いができるようになったらしい、ダンゴとずんだもち。
ダンゴちゃんの自制心に拍手!
これからもどうぞよろしく


2008年 11月 14日
ツクツクボウシ
相手は無事にみつかったんだろうか。
バラのピースが咲いた。

黄色にはんなりローズピンクがかかってたいへん美しい。
ついでに頑強で病気知らず。ナマケモノには嬉しいバラである。
ついでに。

鳥が大好き、赤い実がたっぷりついたピラカンサ。
これも、鳥がどこかよそのお宅から持ってきたやつだ。
気が付いたら生えていた。おそろしく成長が早く、うっかりするととんでもなくでかくなる。こまめな剪定が必要なのだ。

ミツバチが大好きなローズマリー。高さ10cmほどのポット苗が、直系2m近くまで巨大化した。年に1度、半分ほど切り詰める。切り詰めるが1年後にはまたもとの大きさに戻る。とても丈夫。ローズマリーは巨大化すると、3年ほどでぱたっと枯れることが多いが、こいつは枯れない。枯れなくてかれこれ7年目。
ずいぶんと風通しがよくなった・・・んですよ、これでも。
今日は、なんと! 久しぶりにダンゴにーちゃんをもふもふと抱っこできたのですよ。
もちもちに構う私に、ちょっと拗ねちゃったダンゴ。
ソバの実をあげたら、そのまま手のひらにすぽっと納まった。
まだまだ甘えたい年なのか、ボタンインコって生来甘えん坊なのか。
嫉妬深いのはわかる。ヤキモチ焼きさんだ。
ちっちゃい子の兄弟だよね、とホント思う。
これからもどうぞよろしく


2008年 11月 14日
冬支度
明日は庭の方の垣根をやる、と決心。
庭は南向きで、垣根の向こうは4m幅の道を挟んでゆうに2000坪はあろうかという広大な敷地のお宅で、巨木が数本あって借景として真に申し分ない。
ちゃんと手入れされているので、こっちが極端な影にはいることもなく
四季折々の花木があり、鳥がさえずるとてもよい環境である。
・・・・だから、よけに我が家の荒れっぷりが目立つわけよ。(^-^;)
反対側の北向きは、数百m先が自然公園。
都市部にありながら小さな山がまるっと公園なので、こちらも野生の天国。
野鳥が大好きな人間にとっては、たいへん嬉しい立地なのである。
一番好きな野鳥は、定番ですがメジロです。
ちっこくて人なつっこくてかわいい。
さてさて。
最低気温が15度(外気温)を下回るようになってきたので、ちょっと早めの冬支度。

100wのセラミックヒーターに温室用の小型電子サーモスタットをつけて20度にセット。これでケージ内が20度以下になれば、自動でスイッチがはいる。
乾燥防止に小さな小瓶に水をいれて、置いておく。
ケージの回りはアクリルケースで、夜はその上からふわりとフリースの毛布をかぶせる。これで冬を乗り切るわけだ。
それほど寒い地域ではないけれど、朝の冷え込みがたまーに厳しい日があって、
そんな時間、人間は寝ているから電子サーモは必需品。
来週末から、ちょっと冷え込むらしい。
甘えっ子もちもちは、まだケージで寝ることができない。
ヒナヒナの時からの昆虫プラケースに、自分から入るとせがんてくる。
狭いほうが安心なのかなあ。ほんっと甘えん坊だと思うよ。
こっちは底にパネルヒーター・サーモ付きを敷いて、ざっくりと保冷仕様のエコバックに入れてある。中はぬくぬく。もちもちはキッチンペーパーにくるまっておやすみです。

たまにはダンゴにーちゃん。
ひょうきんな顔してます。とってもゴキゲンらしい。
これからもどうぞよろしく


2008年 11月 12日
本日晴天
こんな日はやっぱりカゴの丸洗い。
さぶさぶ洗ってタオルでさっと拭いて、仕上げは天日干し。
キレイになったカゴは気持ちがいい。
その後はたっぷりインコたちはひなたぼっこ。
気温はぐんぐん上昇して、日当たりのいいリビングは室温25度を越えた。
・・・・ちょっと暑いです。 (^-^;)
人間は暑くともインコたちはゴキゲンで、喰う歌う飛ぶ!
私はインコたちを眺めながら、庭の掃除。
一夏放置していた(夏は暑すぎて作業する気が全く起きなかった)庭は荒れ放題で、
さながら幽霊屋敷のごとく、ちょっと社会的にどーよ? みたいな状態になってきたので、剪定鋏を肩にしょってせっせと延びた枝葉を刈り取った。
そんなに広い庭ではないが、一人でやるとなると途方もなく、超長期計画でたぶん
完了まで1カ月はかかりそうな予感。庭師が欲しいです。切実。
今日だけで40lゴミ袋3つ分の雑草と枝の束が5つ。まだまだまだ。
イナカで土地がいいのか、なんつか、茂り方がものすごいったら。
この庭で『丈夫で育てやすい』は厳禁だと思う。
なにせ、その売り文句で釣られてしまったハニーサックルやミント、オレガノなどのハーブがもはや雑草。果てしなく増殖してそのうち敷地を覆い尽くすんじゃないかと思える程。そんな薮の中で、たくましく大きなつぼみをつけてくれたバラを発見。
こいつも『丈夫で育てやすい』ピースという黄色のバラ。(黄色が好きなんですよ)
こんな荒れ放題でよくぞ、と感動したのは言うまでもない。
咲いたら写メ撮ろう。
小さいブッシュタイプの一重のバラは小さな赤い実をたくさんつけて
ドッグウッドは紅葉が美しく、キイチゴはそろそろ落葉、ひっそりと名残のシュウメイギク。こんな南の国でも、ひたひたと秋が染み込んでいってます。
秋バラが散ったら、いよいよ冬ですねえ。

いつものくずもち。
文字通り、ぴーぴー泣いて帰ってくる甘えん坊。
今まで、それなりの数の鳥を飼ってきたが、こいつほど甘ったれな鳥はお目にかかったことがない。ちょっとした事でもきゅーきゅーいって逃げてくる。こいつ、親離れできないんじゃないかと心配になるほど。可愛いけどねえ、もちょっと逞しくなって欲しい。
プレイマットはどらえもん。
押入れのコヤシになっていたのを発見、インコに奉納。
いったいいつしまいこんだんだろう。親戚の子が遊びに来た時だったかなあ。
まあ、いいや。
これからもどうぞよろしく


2008年 11月 11日
ブランコ
帰宅して、人間用の食料品をしまう前に先に鳥のブランコをカゴに取り付けにかかってしまう母心。・・・いいよね、ブランコくらいなら。
で。
取り付けたブランコにさっそく貼り付くもちもち。というか、ケンカ勃発。

ずんだちゃーん、どけよーっ 次はぼくが遊ぶんだいっ
いやあああっ あたしが先に遊んでいたのっっ
押し合いへし合いドツキ合い。
でも、まあ、若鳥のうちのケンカは(噛む力が弱いから怪我しない)、噛む加減というものを学ぶいい機会だと思うので、たくさんケンカしてたくさん遊んでください。
こういう新しい物が来た時、モモもそうだったんで特にそう思うのだが、メスの方が平気で近づいてくる。新しい物好きというか、好奇心旺盛というか、怖い物知らず。
ブランコだって、先に乗ったのはずんだの方。くずは止まり木の上から、じーっと様子を見ていて、ずんだが楽しそうだとわかるとブランコにかじり付くという始末。
またネットショッピングして、インコのおもちゃを大量に買い込みそうだ。
無駄遣い注意だよ、自分。
これからもどうぞよろしく

