2008年 11月 17日
マタイ受難曲
名曲だが、笛で吹くと
『この曲、無駄に長っっ だるーーーいっっ』
と、わたしたち笛ふきには悪評高かった。バッハだから管用の曲じゃもちろんないわけで、ようするに息次ぎの場所がナイ、フレーズが長い、タメのクレッシェンドで酸欠になる、終わったあとの疲労感が並じゃない。などなどなど。
けれど歌手が入ると、まるで別物。化けた。
無駄に長く感じられた繰り返しが初めて意味を持ったことを知った。
歌がなけりゃこの曲魅力半減どころか、歌なしじゃ曲じゃない。
それにしてもソプラノ歌手の歌のすごいこと。あんな声が出るのは人間業じゃないといつもいつも思う。
バッハは歌が曲の要なんだと思い知った。
by dangobird
| 2008-11-17 11:20
| フルート