三寒四温

ひとえに春は三寒四温と申しますが、ジェットコースターのごとき気温が急降下し、更に滝のような雨。って、大雨洪水警報って何ヨ! 梅雨じゃあるまいし〜〜〜〜〜つ!! と、電話で叫んでいたら母から『ナタネ梅雨じゃないの?』ってつっこみが。うーむ、こちらでは早場米といって早くに田植えをするので、雨が降るのはちょうどいいかもしれない。

朝のワイドショーで、こんなふうに気温が激しく変動する年は猛暑になると言っておりましたが、今年は猛暑なんでしょうか。やだなー。


先日、私が幼い頃より生命の不思議に取り憑かれていたと申しましたが、まさしくそれが私が理系に進む動機にほかありません。私の恩師がダブルへリックスでノーベル賞を取ったポーリング博士のちょっとした知り合いで、かのポーリング博士の日本公演の時は残念ながら私はまだ学生すらなっていなくて、恩師の昔話を聞かされるたびに悔しい思いをしました。その後、今度は同じバイオ関係で利根川博士が免疫系でノーベル賞を取り、その頃の私は研究職で働いておりましたから、凱旋日本公演の時は喜びいさんででかけたものです。

私自身の研究テーマはガン系のしかも代謝関係でしたが、院時代のポスドクさんが免疫系をやっていたので多少は聞きかじっておりましたから、たいそう興味深く利根川博士の話を聞きました。

利根川博士の話で生命の多様性柔軟性に驚愕した私ですが、その後更に驚愕の事実が2つ。1つはRNAを発生の主幹とするレトロウィルスの発見。ポーリング博士の流れから、生命の根源はDNAであるという説がひっくりかえったのですから大騒ぎです。もちろん現在でも生命の主流はDNAであって、ポーリング博士の業績になんらキズはないのですが、RNAもできるというその生命のまさに多様性が、なんてか、フックで横腹にヒットしたごとく、『そーくるかっ!』と全世界が驚いたのでございます。その頃私はもう主婦でしたけどね、ネイチャー誌(イギリス)を読みあさりましたよ。ええ。

その次は生命の時限装置ともいうべきテロメアの発見。
なぜ、生き物はだいたいの寿命ってもんが定まっているのか。その回答がテロメアでした。テロメアは遺伝子の端っこにくっついているたくさんの繰り返し記号の連なった、昔はタダのゴミ(不活性)扱いされていた遺伝子です。それが細胞分裂を繰り返すたびに、ひとつひとつ短くなって、ついにある程度短くなった時、細胞はもはや分裂できず、それが老いという症状になって現れるということです。マウスはだいたいが1〜2年の寿命で、10年生きるマウスというのは存在しなくて、ヒトは何も病気をしなくてもだいたいが100才前後が限界で、200才生きるヒトなんざいやしません。産まれた時から生きる限界が、すでに細胞の中では決まっているというその事実。多細胞系の生き物は全く持って不死というのはあり得ないという、当たり前と言えば当たり前、だけど信じたくなかった事実がどーんっと突きつけられた衝撃。


クローンの家畜など盛んに発表されておりますが、このテロメア問題はかなり解決が難しく、たとえばほ乳類のクローンだとテロメアが最初から短かったり(ようするに短命)まだまだ問題が山積している模様でございます。生命は底が知れない。

異化(老化)と同化(成長)は私の恩師の永遠のテーマでございました。異化の力が同化を超えた瞬間に、生き物の老いが始まる訳です。ヒトで言えば成長期の終わり、20才前後でしょうか。ガンが恩師のテーマなのも、ガンのどん欲な増殖力が疑似不死力にも見えて,そこに不死のキーワードが潜んでいるような気がしないでもなかったからです。ですが、ご存知の通り、ガンにかかった個体は死に至りますから、一筋縄で行かないのは予想通りで、やっぱり不死はあり得ないというのが、現段階での科学力の現状でしょう。

だから、たったひとりの自分を大事にしましょうね。そうすると一生使えますから、という話。


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だいぶ脳みそが溶けてませんか?



とろとろべちょべちょです。ぐわあ。



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ずんだちゃんの濡れた頭に和む、今日の午後。








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by dangobird | 2010-04-22 22:26 | ボタンインコ

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