後片付け

1号の追い出し準備に怒号が飛び交う我が家でございます。片付かんわ、こりゃ。

1号はぱっと見た目、ぼけーーーっとした気の良さそうな兄ちゃんで(実際、気はいいんです)誰とでもすぐ馴染む人なつっこさがあって、でもどーしても譲らない頑固さもありましてね、初めて接した人はある日ある時、その頑固さに直面して、ばしっと跳ね返されて大概びっくりするはずです。あれ、昔からなんざんす…。

思い返せばちっこい赤ん坊で、産まれて来てみりゃ小児ぜんそくで、宿六の科学技術部長があっとおどろく出張人間だったこともあってあたしゃ仕事復帰をカンペキにあきらめまして、だいぶその時点で私は不機嫌でしたんですが、更にこの1号が全くしゃべらない子だったんですよ。声は出す訳です。出してコミュニケーションを計ろうとはしている様子。言葉もなにやら1号語を編み出して、それをしゃべっている。だいぶこの辺りで私はキレかかりまして、なんでこーも育てにくい子がここにいるのか?みたいな。

日本全国引っ越し回って。近くに実家はおろか親戚もなく、いるのは科学技術部長の同僚の外国人ばっかりでその外国人にも奥さんがいて、だいたい同じ年頃なんでコドモもにたりよったりの年頃なわけです。、だもんで頼りにしたいどころか頼りにされていて。その中の育児でございます。自分、がんばったと思うさ。それなのに、この1号、そんな私の苦労なんざどこ吹く風で、なんというか日本語をしゃべることを断固拒否している。1才2才くらいならただ遅れているで笑い話ですが、さすがに3才4才となるとにわかにあやしくなってくる。ちょっとさすがに幼稚園に通うくらいになると何かあるんじゃないかと思うのが一般的でしょう。

心配になった私は児童相談所の育児相談やら小児科医やら1号を連れていきまして。そしたら大学の児童心理学の先生までやってきて、あれこれ1ヶ月近く知能検査や機能検査やらひねくりまわし、あげく先生はひとこと『えっとですね、知能には全く問題ありません。ただ頑固なだけです』と言い切ったわけです。お墨付きというか折り紙付きというか。あたしゃ、たいそうがっくりきたのを覚えています。若干4才にして断固として日本語をしゃべりたくない頑固さ。…やめてよ。

そのうち本人が世間は標準語が日本語なのだと認識するかあきらめるかすれば、いずれ話しますよ、と先生。そして5才になろうとするある日、突然彼は日本語しゃべりました。赤ちゃん言葉すっとばして、いきなり普通の日本語でした。しかもカンペキなセンテンスで、語彙もそれなりに揃っています。つまりそこいらの幼稚園児と遜色なくただただぺらぺらと普通にしゃべったのです。なので、彼に赤ちゃん言葉の時代はありません。それどころか、いかにも習得中?みたいなたどたどしい日本語すらすっ飛ばしています。突然、お腹すいたからゴハン食べたいよ、とか言い出す。げー、ちゃんと理由付けまでできてるよ、と私は驚愕しました。

日本語をしゃべらないおかげで保健所の乳児幼児検診では、おっそろしい診断を下され続けた1号ですが、今じゃりっぱに国立大学法人の学校に入学できるくらいの人間に育っています。あれが的中なら、彼は今でも介護が必要な状態のはずです。小児ぜんそくもすっかりナリをひそめて、多少アレルギー性鼻炎が出てくるくらい、昔のアレはなんだったの? というくらい発作もでません。つまりですね、幼児時代の知育検査とかぜんっぜん当てにならないって話です。規格どうりに発達しない人間って普通に思われているよりずっと多いんですよ。人間は奥が深い。


昔話にハナが咲く。年とったせいかしら。


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水浴びしたずんだちゃんが、私の手の上でまったりしてました。翼が濡れたせいで少々垂れ下がっております。ふるふるっと水をはね飛ばすとしゃっきり戻りました。



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ダンゴ隊長、今日はかわいらしく。
頑固な鳥っているんでしょうか。どんなのが頑固っていうのかなあ。自分のやりたい事は絶対曲げないみたいな。くずもちは頑固とは違う気がする。







これからもどうぞよろしく
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by dangobird | 2010-03-25 20:58 | ボタンインコ

のんびりボタンインコとの暮らし
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