シザーズ フォブ : りす

モーリンは少々せっかちながらも、突然メールをよこした変な英語を使う外国人に対して実に忍耐強くかつ相手に負担を感じさせないフレンドリーさであれこれ面倒をみてくれる気のいいクロスステッチのアトリエの主人である。彼女のデザインする図案は甘すぎず辛すぎず、どことなく懐かしいオールドコロニアル様の古き良きアメリカンな小物やタペストリーで、まさに私の心のど真ん中を射止めた。

彼女のデザインの難点を言うなれば、彼女の作品の多くがなんと29.ctのリネンを使うという、限界への挑戦?? みたいな、まさにそれである。

リネンの布目の大きさは1インチ(センチ)あたりいくつ布目があるかで表される。29ct.というのは1インチあたり29カウント(目)で1インチは2.54センチだからなんと1目の大きさは1ミリにも満たない。その1目に糸1本取りで1目あたり1個のクロスステッチを施す。えーと、視力にほどほど自信がある私でも(両眼1.5)昼間、明るい場所で、ナナメに布を見ながらじゃないとうまく刺せません。ナナメに見るのは、そうすると光沢の違いで糸がきちんと同じ向きにクロスしているかどうか確かめられるからだ。


今、ぼつぼつさしているのはシザース フォブと言って、ハサミに付ける飾りだ。ここで使うハサミは糸切り用の小さなハサミで、それに合わせて飾りも小さなものだ。それの中のリス柄。

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小さな針でちくちくちく。写真の針の長さが3.5センチなので小ささがわかるでしょうか?
気合いがナイと絶対刺せない。モーリンがニードルワーク(針仕事)じゃない、ニードルアート(針の芸術)だと言いはる要因だ。ハサミもね、かわいいの、リス柄なの。

彼女の作品は総合アートなので、ハサミや付属のビーズに至るまで、彼女の美意識の許したもののみがついてくる。リネンもスコットランド産の手染めのもの。こだわってこだわって、アメリカのオタクの底力を、これでもかっっと見せてくれる。彼女の作品、好きなんだけど、根性いるです。







これからもどうぞよろしく
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by dangobird | 2010-03-11 23:22 | クロスステッチ

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