お盆のはじまり

お盆の思い出と言えば、子どもの頃通った、母の叔父がとりしきっていた母の実家。兼業ながらも家の作りは大きな農家そのもので、たいそう広い納屋があって、畑があって、3匹の犬やたくさんのチャボがいて、それは賑やかな家だった。

夏なると、私はそこへ泊まりがけで遊びに行った。
そこには母のいとこ、とは言っても年若い大叔父の3番目の娘がいて、彼女が主に私のお守り役であった。彼女はお習字が師範級で、更に日本画をたしなみ、私の絵の最初のお師匠となった。彼女が薄い墨を含ませた大筆で、くるりとナス、ふわりと金魚、そしてはらりと、たったの一筆でしっとりとした花びらを表現してのけるので、私は彼女を真似ようとかなり真剣に(幼稚園児だったけど)がんばったものだ。


そして、イナカの夏休みのクライマックス、お盆。
お坊さんが来て読経して、イナカの本家だったので、来客数がハンパじゃなくて、それでも果物やお菓子はお仏壇に1回供えられると、あとは近所も含めたコドモたちに振る舞われ、なんというかもうお祭り騒ぎ。


来客で賑わう仏間の、お線香の香りが薫きしめられたお仏壇にはお供え物が山を成し、そしてあこがれの飾り提灯。自宅に仏壇がなかった私にとっては、それがものすごく珍しく、特にゆらゆらとろうそくの灯りでゆらめく色とりどりの影がくるくる回るその飾り提灯は、当時の私の背よりずっと大きくて、幻想的で、コドモ心にもそれはそれはときめいたものだ。




大叔父が亡くなり、そのいとこが嫁いでいって、母の実家はだいぶご無沙汰になってしまったけど、季節折々の挨拶状をその家に出すたびに、昔々の思い出がふわりと頭をもたげてくるのである。


なんというか、日本の夏?


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私の家には相変わらず仏壇がなくって、幾分どころかさっぱり情緒がナイんだけど、気分的にはお盆で。つーか、科学技術部長の本家でヨメだわさ。いっちょ墓掃除してくらー。


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…、それと言うのも、去年は掃除したあとあげる予定だったお線香をすっかりさっぱり忘れてきてしまったのっさー。慌てて墓の近所に住む親戚の家にお線香を貰いに行ったんだよ〜。なんてヨメだよ〜〜。るるるる〜〜〜♪










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by dangobird | 2009-08-10 22:04 | ボタンインコ

のんびりボタンインコとの暮らし
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